給湯器の交換を検討する際に、真っ先にホームセンターなどの販売店に依頼することを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?
ホームセンターで給湯器の交換を検討している方の中には、
「ホームセンターに給湯器の交換を依頼するメリットとデメリットは何か?」
「ホームセンター以外に給湯器を交換する方法はないのか?」
「給湯器を交換する際に一番お得な方法は何か?」
などが気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、給湯器を交換する際はホームセンター一択に絞るのではなく、いろいろな交換方法を検討すべきです。今回は実際の現場を経験している私が、ホームセンターで給湯器交換を依頼する際のメリット・デメリットを解説しながら、ホームセンター以外に給湯器の交換を依頼する方法について解説します。
今回の記事を見ることで、給湯器を交換する方法について詳しくなり、実際に交換する際の参考にすることができます。
目次
ホームセンターで給湯器交換を依頼するメリット
メリットは以下の通りです。
- 店舗で直接販売員に相談することができる
- リフォームも検討していればトータルで依頼できる
それでは順番に解説します。
メリット①店頭で販売員に相談することができる
ホームセンターは実際の店舗で直接販売員とやりとりできるメリットがあります。給湯器は専門知識が必要になるため、知識を持った販売員とやりとりできるのはメリットと言えるでしょう。
特に、何を聞いたら良いかもわからないという方は、販売員との会話の中で疑問点を発見できるかもしれません。なので、給湯器について何もわからないという方にとって、実際の店舗で話ができるホームセンターに給湯器の交換を依頼するのはおすすめです。
メリット②リフォームも検討していればトータルで依頼できる
ホームセンターはリフォームを扱っている店舗も多いので、リフォーム工事を含めた提案を受けることが可能です。例えば、風呂の内装工事を検討中で、ついでに給湯器の交換もしたい場合などはホームセンターに依頼すると、トータルで提案してもらえます。トータルで提案ならお値段もサービスしてもらえる可能性もあるので、リフォームを含めて検討している方はまずは店舗に相談してみましょう。
ホームセンターで給湯器交換を依頼するデメリット
デメリットは以下の通りです。
- 工事は委託なので交換費用が高くなる傾向にある
- 工事までに時間がかかることがある
それでは順番に解説します。
デメリット①工事は委託なので交換費用が高くなる傾向にある
基本的にホームセンターがガス工事を行う場合は、外部のガス業者に委託するケースが多いです。そのため、ガス工事費が高くなりトータルの金額が上がりやすくなるデメリットが生じます。。
デメリット②工事までに時間がかかることがある
ホームセンターで給湯器の交換をする場合は、現地調査を行ってから工事するケースがほとんどです。現地調査が入る分、給湯器交換までに時間を要するケースがほとんどです。
なので緊急の場合にホームセンターに給湯器の交換を依頼するのは、あまりおすすめできません。ただし、現地調査を行わないと追加で工事費が発生するケースがあるので、状況に応じて現地調査を依頼した方が良いでしょう。
給湯器交換を実施しているホームセンターと家電量販店
ここでは、ホームセンターや家電量販店の一例を紹介しながら、各店舗の特徴について解説します。
カインズホーム
カインズホームには以下のような特徴があります。
- リフォームを含めた提案が得意
- 有償の保証サービスが付けられる
順番に解説します。
特徴①リフォームを含めた提案が得意
カインズホームは全国に200店舗以上、施工実績20万件以上のリフォーム実績があり、給湯器の交換工事を含め様々な工事ノウハウを持っています。そのため、リフォームを含めたトータル提案を得意としているのが特徴です。
特徴②有償の保証サービスが付けられる
カインズホームは有償で10年間の保証サービスを付けることができます。コールセンターでの24時間対応や、何回でも修理可能になるサービスなど、いざという時でも安心できる保証になっています。
ビバホーム
ビバホームには以下のような特徴があります。
- 保証金額が変わらない「あんしん修理サポート」
- 工事に関してもアフターサポートがついてくる
順番に解説します。
特徴①保証金額が変わらない「あんしん修理サポート」
ビバホームには、「あんしん修理サポート」という有償の保証サービスをつけることができます。特徴は、10年の間ならいつ修理を依頼しても保証金額が一定であることです。
多くのサービスは年数が経過すると保証金額が下がるので、ビバホームの「あんしん修理サポート」は良心的なサービスだと言えるでしょう。
特徴②工事に関してもアフターサポートがついてくる
ビバホームは工事に関してもアフターサポートがついていて、保証期間は2年となります。ただし、サポート対象になるのは工事の不備が原因の場合です。例えば、配管が凍ってお湯が出なくなるなど、工事の不備以外で異常が出た場合は、アフターサポートの対象外となるので注意が必要です。
島忠HOME
島忠HOMEには以下のような特徴があります。
- リフォームを主軸としたトータル提案
- 店舗が関東に集中している
順番に解説します。
特徴①リフォームを主軸としたトータル提案
島忠HOMEは元々リフォームに力を入れており、給湯器もリフォームの一環として提案を受ける方がお得になることがあります。他でリフォームを行っているホームセンターと相見積りを取って交渉すれば、トータルの金額が安くなる可能性もあるので、一度相談して見る価値はあります。
特徴②店舗が関東に集中している
島忠HOMEは関東を中心に60店舗ほど展開しています。関東以外では、関西に数店舗ある程度なので、他のチェーン店舗に比べると施工範囲は狭いと言えるでしょう。
ビックカメラ
ビックカメラは家電量販店ですが、給湯器のようなガス器具の交換やリフォームも取り扱っています。ビックカメラは以下のような特徴があります。
- 全国的なチェーン展開
- 8%〜10%のポイント還元
順番に解説します。
特徴①全国的なチェーン展開
ビックカメラは全国的に店舗展開しているので、幅広いエリアでの給湯器交換に対応することが可能です。
特徴②8〜10%のポイント還元
ビックカメラは支払い手段に応じて、給湯器購入時に購入金額の8〜10%のポイントが付与されます。付与されたポイントで他の商品を買うときに役立てることができます。
ホームセンター以外で給湯器の交換を依頼する方法
実際に、給湯の交換を依頼する方法はたくさんあります。ここでは、ホームセンター以外で給湯器の交換を依頼する方法を解説します。
結論を先にお伝えすると、おすすめはネット系業者に依頼することです。それぞれの特徴を解説しますので、検討する際の参考にしてください。
ネット系業者に依頼する【一番おすすめ】
ネットで物を買うことが当たり前になった昨今、給湯器の交換もネット系業者に依頼するのが主流になりつつあります。しかも、業者によっては現地調査がいらずに交換を依頼することも可能なので、工事までの時間がより短縮化される傾向にあります。
ただ、現地調査がないと追加の工事費用が発生するケースも少なくありません。持ち合わせの部材では工事ができずに出直すケースも考えられるので、心配な方は現地調査を依頼しましょう。また、注文するときは工事費込みの値段であるか、既存の給湯器の処分費は別途なのかという点も必ず確認してください。
また、ネットではさまざまな業者が進出しているため、価格競争が激しくどこも値段を下げているので、金額面でもネット系業者はおすすめです。そして、ネット系業者に給湯器の交換を依頼するときには、必ず複数社から見積りを取りましょう。複数業社から見積りを取った上で交渉すれば、値引きをしてもらえる可能性が高まります。
ちなみに、「他よりも1円でも高かったら教えてください」というスタンスの業者に対して、複数社で見積りを取って交渉すれば、値段を下げてもらいやすいので、お得な金額で給湯器の交換工事ができる可能性が高まります。
さらに、以下の業者はクチコミも良く、金額やサービスの内容もおすすめなので参考にしてみてください。気になったら複数社で見積りを取ってみましょう。
おすすめのネット業者① キンライサー
キンライサーは1997年創業、過去10万件以上の工事実績のあるネット系業者です。特徴は無料で10年間の保証がついている点です。
ホームセンターでは、保証をつける場合は基本的に有償での対応となるので、無料で保証が付くのはキンライサーのメリットです。しかも、商品と工事の両方で10年の保証がついていて、24時間365日受付対応してるので、アフターサポート面でキンライサーは優れていると言えるでしょう。
さらに、自社で給湯器の在庫をストックしているので、緊急の案件でも対応できるのはキンライサーの強みです。
施工範囲も広いので、対応エリアにお住まいの方は、ぜひ選択肢の一つに入れておきたい業者です。
参考:キンライサー
おすすめのネット業者②ほっとハウスの給湯器専門店
ほっとハウス給湯器専門店は、株式会社ギフトアールが運営するネット系業者です。
特徴的なのが、ガス工事を委託ではなく自社で行なっている点です。自社で行うことにより、最短で当日工事も可能であり、いざという時もすぐに来てもらいやすいので安心です。
また、ほっとハウス給湯器専門店は、保証サービスが月額440円と有料になりますが、給湯器だけでなくさまざまなトラブルに対応してくれるのが魅力的です。
しかも、24時間365日プロのスタッフが受付対応してくれるので、加入しておけば手厚いアフターフォローを受けることができます。
参考:ほっとハウスの給湯器専門店|「ほっとハウス」の保証について
おすすめのネット業者③湯ドクター
湯ドクターは1927年創業、施工実績1万件以上の老舗店舗です。老舗店舗だからこそ顧客からの信頼が厚く、2018年から顧客満足度のランキングで3年連続3冠達成の実績があるので、安心して依頼することができる、おすすめのネット系業者です。
しかも、給湯器の本体価格が最大82%引きなど、お値段にも期待が持てるのが湯ドクターの魅力の一つと言えるでしょう。対応範囲も全国に対応しているので、多くの方が選択肢に入れることが可能です。
メーカーに依頼する
ホームセンター以外に給湯器の交換を依頼する方法として、給湯器のメーカーに直接依頼する方法もあります。ただし、本体価格も高い上、ガス工事も外部業者に委託しているので、総合的な金額が高くなります。
メーカーから直接購入している安心感はありますが、総合的な金額が高くなるので、あまりおすすめはできません。
ガス業者に依頼する
ガス業者の良いところは、故障時などに比較的早めに対応してもらえる点です。特にひいきにしているガス業者がいる場合は、気軽に相談できるで安心感があります。
ただし、ガス業者に依頼するときは給湯器の本体価格の値段が高いことが多いので、市場の費用感を知るためにも、ネットやホームセンターで相見積りを取ることをおすすめします。少なくとも、ガス業者が提示する金額を鵜呑みにするのはやめましょう。
本体だけホームセンターで購入する
ホームセンターで本体だけ安く購入し、設置をガス業者などに依頼する方法です。本体代金の分、値段を抑えるメリットがありますが、自分で調達してくる手間などを考えるとあまりおすすめできません。
また、ガス業者も基本的に自分で仕入れた商品でないと工事をやりたがらないので、本体だけホームセンターで買うのであれば、まず交換工事だけお願いすることは可能か確認しましょう。
ちなみに、自分で交換しようとする方もいますが、給湯器の交換は複雑で経験を要する他、専門的な資格が必要なので素人は絶対に自分でやらないでください。
給湯器の資格については以下の記事で説明してますのでご確認ください。
ガス給湯器は「ガス・水・電気」の要素をもった設備機器であり、様々な法律や基準が関連してきます。そして設置や交換工事には、様々な国家資格や業界資格が必要となってきます。しかし、中には無資格で工事を行う業者も少なからず存在しており、事故[…]
まとめ ホームセンターでなくネット系業者に給湯器交換を依頼するのがおすすめ
ここまで、給湯器の交換を行っているホームセンターの特徴を述べながら、いろいろな給湯器交換の方法を解説してきました。
ホームセンターで給湯器を交換するのも良いですが、ネットが主流になっている今、ホームセンターに依頼するメリットは少なくなっているのが正直なところです。
ここまで説明してきたように、金額面でも保証面でも、ネット系業者に依頼した方が受ける恩恵は多いでしょう。
ただし、リフォームを検討している方にとっては、トータルの提案が得意なホームセンターに依頼する方がお得な場合もあるので、自身の状況から判断するようにしましょう。