給湯器が古いとガス代は高くなる?ガス代の平均額、節約方法も解説

ガス給湯器を長く使っていると、「最近ガス代が高くなった」と感じることはないでしょうか?給湯器はガスを燃焼してお湯をつくりますが、ガスをどれだけ有効利用できるかは「熱効率」によって決まります。そして、この熱効率が低下することで給湯、追いだきなどのガス代に影響が生じてくるのです。

この記事をご覧になっている方の中には
「他の家のガス代平均はいくらぐらいなのか?」
「給湯器が古くなるとガス代が高くなるのか?」
「簡単にガス代を節約できる方法はないのか?」
などが気になっている方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、給湯器が古くなっている場合は、本来の性能(効率)がでなくなっている可能性があり、ガス代が高くなっている状況が十分考えられます。

そこで今回は、全国のガス代平均(世帯人数別)はいくらぐらいなのか、なぜ給湯器が古くなると効率が落ちてガス代が高くなるのかを知っていただき、その上で簡単にチャレンジできるガス代節約方法の数々もご紹介していきます。

この記事を読むことで、無駄な給湯器の使い方に気づき、家計の光熱費負担を減らすキッカケになるでしょう。

給湯器のガス代の平均はいくら?

「自分の家のガス代が高い」と感じている方でも、他の家や全国平均のガス代までを把握している人はなかなかいないでしょう。多くの世帯はなんとなく「ガス代が高い」というイメージを持っている印象ですが、実際のところは他の世帯と比べてどうなのでしょうか。

まずは、家の中でどのくらい「給湯」を使っているのかを再認識すること、自分の家のガス代が全国平均と比べて高いのか安いのかを知ることがガス代節約の第一歩です。

  1. 世帯人数別のガス代平均は?
  2. 家庭のエネルギー消費の割合は?

それぞれ順番に詳しく解説していきます。

世帯人数別のガス代平均

次の表は全国のガス代平均金額(1人暮らし~4人世帯の場合)になります。

世帯人数ガス代平均
1人3,012円
2人4,488円
3人5,061円
4人5,129円

出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)|家計調査

1人や2人暮らしの場合は1人あたりのガス代がやや高めですが、3人以上になると世帯金額に大きな差がなく、1人あたりのガス代も安くなる傾向がみられます。

家庭のエネルギー消費の約3割は給湯

家庭の中で使用されるエネルギーには、給湯、暖房、厨房、冷房、動力、照明などがあります。今回は給湯器のガス代に直結する「給湯」に注目してみましょう。

エネルギーの種類エネルギー消費量(構成比)
給湯28.9%
暖房22.4%
厨房9.3%
冷房2.2%
動力・照明 他37.3%

出典:資源エネルギー庁|「平成28年度エネルギーに関する年次報告」(エネルギー白書2017)

自宅で消費されているエネルギーで「給湯」が占める割合は約3割で、お湯の節約が光熱費の節約に大きく関わってくることがわかります。

手洗いや洗い物、シャワー、お湯はりなどのお湯の利用シーンを改めて考えてみると、どの家庭でもお湯を使わない日はほとんどないのではないでしょうか。言いかえれば年間を通してガス代を節約するチャンスがあふれているともいえるでしょう。そして、給湯のガス代節約を意識することが水道代の節約などにもつながってくるのです。

給湯器が古いとガス代は高くなる?

 
ガス代は給湯器の熱効率と深く関係しており、効率が低いと有効利用できるガスの割合も低く、残りは空気中に排熱として逃げていきます。言いかえれば大事なお金(ガス代)を空気中に無駄にバラまいているイメージです。

そして給湯器が古ければ古いほどガス代が高くなる傾向にあります。その理由は大きく2つあります。

  1. 従来タイプはもともと熱効率が低い
  2. 経年劣化により熱効率が低下していく

それでは順番に詳しく解説していきます。

従来タイプは熱効率が低い

ガス給湯器には「従来タイプ」と「省エネタイプ」があり、熱効率も大きく異なります。

給湯の熱効率

キッチン、洗面、シャワーなどのお湯をつくるときの給湯熱効率は次のとおりです。

  • 従来タイプ:熱効率 約80%
  • 省エネタイプ:熱効率 約95%

ふろの熱効率

追いだき(お風呂を沸かす)のふろ熱効率は次のとおりです。

  • 従来タイプ:熱効率 約80%
  • 省エネタイプ:熱効率 約92%

従来タイプは省エネタイプと比較すると仕様上の効率が約10~15%も低く、最初から無駄になるガス代の割合が高いといえます。最近では省エネタイプが主流になってきているので、もったいないからといって古い機種を使い続けることが必ずしも家計に優しいとはいえなくなってきています。

経年劣化による効率低下でガス代が高くなる

一番ガス代が高くなるのは、従来式の給湯器を長期間使用している場合です。もともと熱効率が低い上、経年劣化でさらに実効率が下がっている可能性があるからです。さらに定期的なメンテナンスや掃除をしていない場合は、よりガス代を無駄にしている可能性が高いと考えるべきでしょう。

ガス代を安くするためには、省エネタイプの給湯器に買い替えるのが一番手っ取り早いですが、古い給湯器を「まだまだ使いたい」「買い替える予算がない」という方も少なくないでしょう。そこでここからは古い給湯器であっても「今よりもガス代を安くする方法」をご紹介していきます。

今使用している給湯器のガス代を節約する方法

給湯器のガス代を節約する方法は複数あるため、自分の環境や生活スタイルにあった方法を選んでストレスのかからない範囲で実践することが一番です。方法は大きく2パターンあります。

  1. 毎日コツコツ節約型:無駄にお湯を使わないコツ、浴槽の蓋の上手な活用、入浴時間の統一、給湯器の掃除など
  2. 一気にラクして節約型:ガス会社の変更

それでは順番に詳しく解説していきます。

無駄にガスを使わない

給湯器のお湯(ガス)を無駄に使わないためには、とにかく「節約する」という日々の意識が大切です。2人以上の世帯であれば意識の共有も必要となってきます。

洗面のお湯

手洗いをするときに赤いお湯側の蛇口を開ける方も多いですが、お湯が出てくるまで一定の時間がかかります。これは配管内に滞留している水が押し出された後に給湯器でつくられたお湯が出てくるからです。(配管距離が長いほど、お湯が出てくるまで時間がかかります。)

お湯が出てくるころには手洗いが終わっていて、結果的に水しか使わなかったという場面も少なくないと思います。しかし、給湯器は蛇口を開けたときから燃焼を開始するため、お湯が出てくる前に蛇口を閉めても実はガスを使っていることになります。

この繰り返しは無駄なガス代を蓄積するだけでなく、給湯器を無駄に作動させて寿命を縮めるリスクも高めるのでデメリットだらけです。意識的に配慮するのが難しい場合は、お湯が不要な時間帯はリモコンの電源を「切」にしておくと給湯器は作動しません。習慣化できればガス代節約にもつながってきます。

キッチンのお湯

洗い物をするときはリモコンの温度設定を低くすることでガス代の節約につながります。

シャワーのお湯

入浴スタイルは個人差も大きいですが、体を洗う時もシャワーを出しっぱなしの方も少なくないようです。意識的に不要時はお湯を止める、あるいは流量を絞ることが節約につながります。

自動追いだき(保温)

追いだき機能付きの給湯器の場合、湯はり完了後は保温モードに入ります。メーカーや機種によって異なりますが、保温中は10~30分程度のサイクルで湯温をチェックし、冷めていれば自動で設定温度まで沸き上げてくれる便利な機能です。

では寒い季節を除き、自動保温は必要でしょうか?

こちらも入浴スタイルに大きく左右されますが、自動沸き上げが不要と感じる世帯は、保温を「切」にしておくことで無駄な追いだき(沸き上げ)をなくし、ガス代の節約につながります。

浴槽のお湯を蓋で保温する

「入浴後は浴槽に蓋をして保温する」を実践されている方は多いと思いますが、さらに効果を高める方法があります。

  • ふろ自動(湯はり)中も蓋をして放熱を防ぐ
  • 体を洗っている最中も蓋をすることを心がける

とくに外気温の低い冬場はお湯の放熱スピードも早く、蓋を使わなければ追いだきの頻度が高まります。省エネタイプのエコジョーズでも、追いだきの熱効率が80%程度と低いままの機種も多いため、追いだき利用を最小限にすることがガス代の節約につながってきます。

入浴時間をそろえる

先ほど解説した浴槽の保温に関連しますが、入浴時間がバラバラで空き時間が長いほど放熱が進むため、追いだきによる沸かし直しや熱いお湯を足す機会が増えてしまいます。当然、ガスの使用頻度も増えるため、可能な限り入浴時間をそろえることが節約につながります。

給湯器の掃除をする

取扱説明書にも必ず記載されていますが、給湯器には定期的な掃除が必要です。特に給湯器本体と浴槽内の循環アダプターは重要ポイントです。

  • 給湯器本体:給排気口がホコリなどで詰まると、燃焼に影響が出て効率が低下したり、故障の原因につながります。
  • 循環アダプター:フィルターが湯垢などで詰まると、正常にお湯を循環できずに効率が低下したり、温度異常の原因になります。

換気扇のフィルターが詰まると吸い込みが悪くなるのと同じように、給湯器でも同じようなことが起こります。掃除不足の方や根本的に掃除をしたことがない方は、この機会に見直してみてください。給湯器の寿命年数にも影響してきますし、無駄なガス代の出費を防止することにもつながります。

ガス会社を変更する

ここまで紹介してきた内容は、日々の意識や定期的なメンテナンスが伴うため、コツコツ型でない方にとっては大きなストレスになるかもしれません。そんな方にもおすすめなのが、「ガス会社の見直し」です。無料で簡単に料金を見直せる上、一度の手続きをするだけで給湯器に限らずコンロや暖房も含めた家中のガス代が今後ずっと安くなるからです。

都市ガスの場合は「都市ガスの小売全面自由化」について、東京ガスや大阪ガス、東京電力や関西電力などをはじめ、大手エネルギー会社が大きくPRしていることもあり、すでに電気とガスをまとめたり、乗り換え済の世帯も多いです。見直しがまだの方は、基本的にガス代の支払い先が変わるだけなので是非検討をしてみてください。

一方でプロパンガスの場合は、ガス会社を見直してガス代節約の恩恵を受けている世帯がまだまだ少ないのが実態で、知っている人だけが得をしているような状況です。ガス代が高いと悩んでいる世帯の多くはプロパンガスであるにも関わらず、「プロパンでもガス会社が変更できる」という認知度が低いことが大きな要因といえそうです。

しかし、プロパンガス会社の見直しを無料で代行してくれるサービスも増えてきたため、ガス会社の乗り換えでガス代を大きく節約できている世帯も増えてきています。以下は代行サービスの一例です。

プロパンガスは都市ガスと違って自由料金制のため、単価は販売店が自由に決められます。もしかするとお隣さんよりも2倍3倍単価が高い可能性もゼロとは言い切れないのがプロパンガス市場ですので、まずはシミュレーションをしてみることをおすすめします。

条件によっては、1年間で数万円~最大10万円近くの節約につながる場合もあるようです。現状の契約単価が高すぎる場合は、かなり大きな節約も期待できそうです。

シミュレーションをする場合は、各サービスの実績件数や変更後の価格保証の有無、対応エリア、ホームページの充実度、口コミなどを比較して検討するとよいでしょう。

まとめ

以上、全国のガス代平均、給湯器が古くなるとガス代が高くなる理由、ガス代の節約方法の数々についてご紹介しました。

給湯器の効率が低下してガス代が高くなるタイミングは、各世帯で一律ではありません。使用頻度や設置環境なども大きく影響してくるからです。ですが、国やメーカーが点検や交換を推奨する約10年を経過していれば、経年劣化による効率低下およびガス代アップは少なからず発生していると考えておくべきでしょう。

おすすめは簡単でメリットが多いガス会社の見直しです。コツコツ型の方は、ご紹介してきた節約方法もあわせて試すことで、より高い節約効果が期待できます。そして、すでに10年以上使っているご家庭は省エネタイプの給湯器に買い替えすることもガス代を節約する手段です。

自分にあった方法を1つずつ試していけば、世帯差はあるものの家計の助けになっていくことでしょう。

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