給湯器がうるさい!異音がする!その原因と対処法をわかりやすく解説

ガス給湯器を使っていると様々な音が聞こえてきて、一度気になり始めると耳から離れなくなってしまいます。そして音がうるさいと感じたり、音がすることで不安になったりすると、その人にとっては「異音」となってしまいます。

この記事をご覧になっている方の中には

「給湯器の正常音と異音の違いは?」
「異音がするときの対処法は?」
「正常だけど音がうるさいと感じるときの対策方法はあるのか?」

などが気になっている方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、多くの方が異常と感じている音も、結果的には正常音である場合は少なくありません。逆にこれぐらいの音なら大丈夫と思って使い続けた結果、故障や事故につながることもあります。

そこで今回は、給湯器の正常音と異音の違い、異音に気づいたときの確認内容や対処法、正常だけど音がうるさいと感じるときの対策について詳しく解説していきます。

この記事を読むことで、異音がするときのリスクや対処方法が確認できて、音による不安やストレスを払拭するキッカケになるでしょう。

給湯器の正常音と異音の違い

給湯器に限ったことではありませんが、音の感じ方は個人差が大きいため、同じ音でも「正常音」と判断する方もいれば、「異音」と判断する方もいます。そのため、自分では判断が難しくて不安になり、メーカーや業者に問い合わせをする方も非常に多いです。そこで「正常音」と「異音」と呼ばれる代表的な音を紹介していきます。

機器が作動する正常音とは

給湯器内部には様々な部品が入っており、それぞれが作動する場合に音が発生します。音の大小は様々ですが、比較的聞こえやすい音がいくつかあります。

  1. 給湯器の「ブーン」という音
  2. 給湯器の「クックックー」という音
  3. 給湯器の「ウーン」「グワン」という音
  4. 給湯器の「ピヨピヨ」という音

それでは順番に詳しく解説していきます。

給湯器の「ブーン」という音

給湯器の運転中にファンモーターが回転する音であり、正常と考えられます。運転停止後も数分間は回転が続きますが正常な動きになります。

給湯器の「クックックー」という音

ファンモーターの作動音であり、蛇口の開閉操作を行ったときに鳴っていれば正常と考えられます。

給湯器の「ウーン」「グワン」という音

ポンプの作動音や回転音であり、正常と考えられます。給湯器の設置場所や住宅の構造によっては、耳に入りやすい音でもあります。

給湯器の「ピヨピヨ」という音

給湯器の作動音であり、正常と考えられます。電源が入っている状態で耳を澄ませばかすかに聞こえるレベルの音になります。

故障や劣化の可能性がある異音とは

給湯器の音が正常か異常かを判断するのは非常に難しく、答えを出すには給湯器のプロが現場で聞き分ける必要がありますが、時にはプロでも意見が分かれることがあります。しかし、明らかに異常な音はいくつか存在します。

  1. 給湯器の「ボンッ」という音
  2. 給湯器の「ピーッ」という音
  3. 給湯器の「ゴーッ」という音
  4. 給湯器の「爆発音全般」
  5. 蛇口開閉時の「キーン」「ゴンッ」という音
  6. 以前よりも音がうるさくなっている場合

それでは順番に詳しく解説していきます。

給湯器の「ボンッ」という音

ガス漏れや不完全燃焼が生じている可能性も考えられます。ガス臭い場合はメーカーや業者に点検依頼が必要となります。

給湯器の「ピーッ」という音

ホラ貝や汽笛のような高い音で、ガスと空気のバランスが正常でない可能性、ファンモーターに異常が生じている可能性などが考えられます。

給湯器の「ゴーッ」という音

給排気の詰まりなどで正常に燃焼できていない状況などが考えられます。給排気口や機器内部に詰まりが生じている可能性などが考えられます。

給湯器の「爆発音全般」

爆発着火を含む複数の要因が考えられますが、爆発音がした場合は給湯器に何らかの異常が発生している可能性が高いです。十分に注意しながらガス臭くないか、給湯器に損傷が見られないかなどを確認し、速やかにメーカーや業者に点検依頼が必要となります。

蛇口開閉時の「キーン」「ゴンッ」という音

お湯を出そうとして蛇口を開けたときに「キーン」、蛇口を閉めたときに「ゴンッ」などの音が発生した場合、「ウォーターハンマー」現象が発生している可能性があります。放置して使い続けると、給湯器の故障や水道管損傷につながる可能性も考えられます。

以前よりも音がうるさくなっている場合

たとえ正常音と同じ種類の音であっても、以前よりも音が大きくなっている場合は異常が発生している可能性が高くなってきます。使用年数が長い場合は特に起こりやすい症状であり、点検や商品交換の検討が必要になってきます。

異音に気づいたときの5つの確認

給湯器から異音を感じた場合は、次の内容を確認することをおすすめします。

  1. ガスの臭いや異臭がないかを確認する
  2. 本体や本体周辺に異変がないかを確認する
  3. リモコンにエラーコードが出ていないかを確認する
  4. 異音が発生する状況を確認する
  5. 10年近く使用を続けていないかを確認する

それでは順番に詳しく解説していきます。

1.ガスの臭いや異臭がないかを確認する

給湯器から異音がする場合、何らかの不具合が発生してガス漏れや水漏れ、焼損や異臭発生などの被害に拡大している可能性が考えられます。事故につながらないように注意をして状況を確認し、異常が見られる場合は適切な対応が必要になります。

ガスの臭いや異臭がある場合

ガス臭い、焦げ臭いなどの異臭を感じた場合は、事故につながる可能性が高い状況と考えてください。給湯器の使用を停止し、ガス栓を閉めて給湯器の電源を切り、早急にメーカーや業者に連絡を行う必要があります。

ガスの臭いや異臭がない場合

異臭などはとくにない場合は、他に目立った異変がないかを確認しつつ、可能な範囲で異音の原因を追及してみることで解決につながる場合もあります。具体的なポイントは引き続き解説していきます。

2.本体や本体周辺に異変がないかを確認する

給湯器から異音がするということは、給湯器本体や周辺に異変が生じている可能性が考えられます。

給排気口の詰まり

給湯器は給気口から空気を吸い込み、排気口から排気を吐き出すことで正常な燃焼状態を保つことができますが、どちらか一方だけでも詰まりが発生しているとバランスが崩れて燃焼不良や異音につながる場合があるため、目に見える範囲で確認を行ってみてください。

本体外装の変形

給湯器の外装部分(本体ケース)に変形があると、運転に異常が生じたり、変形した箇所から雨などが侵入して内部部品に影響が出て異音につながっている可能性があります。こちらも目に見える範囲で確認を行ってみてください。

水漏れ

給湯器の内部で水漏れが発生すると、内部の部品に被害が拡大して異音につながる可能性があります。給湯器の前板は外してはいけないため、給湯器の底や地面が濡れていないかを確認してみてください。

3.リモコンにエラーコードが出ていないかを確認する

給湯器に異常が生じると、リモコンにエラーコード(番号)を表示する場合があります。先ほど解説した給排気回路の詰まりや水漏れもエラーコードでお知らせする場合があるので、リモコンが設置されている場合は確認をしてみてください。

4.異音が発生する状況を確認する

給湯器には数多くの部品が組み込まれており、何が音の発生源になっているかを特定していくには状況の整理が必要です。

  • 蛇口の開閉操作をしたとき
  • 給湯使用をしているとき
  • 湯はり運転をしているとき
  • 追いだき運転をしているとき
  • 暖房運転をしているとき
  • 各運転を同時に使用しているとき

上記はあくまでも一例ですが、運転状況によって作動する部品が異なるため、異音がしているタイミングが明確なほど、原因を絞り込みやすくなります。これらの情報はメーカーに相談するときや点検や修理依頼をする場合にも役立ちます。

5.10年近く使用を続けていないかを確認する

給湯器の寿命は約10年と言われており、使用年数が長いほど部品の劣化が進んでいる可能性が高く、それらが異音の原因になっていることは少なくありません。

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異音がするときの対処法

音は異常、正常に関わらず、原因がはっきりしない限りはストレスや不安の材料として残ってしまいます。そこで次の内容を試してみましょう。

  1. 異臭や異変がある場合はすぐに点検の相談をする
  2. 音がうるさいだけならセルフチェックをしてみる
  3. 異音が消えない場合はメーカーにアドバイスをもらう

それでは順番に詳しく解説していきます。

異臭や異変がある場合はすぐに点検の相談をする

繰り返しになりますが、異臭や異変がある場合は給湯器の使用を停止して、ガス栓を閉めて給湯器の電源を切り、早急に点検を受ける必要があります。

賃貸の場合

住まいが賃貸の場合は、点検や修理の窓口は貸主(管理会社、大家)になります。貸主に状況を伝えて、メーカーや業者の手配をしてもらいましょう。ただし、緊急を要する場面で貸主と連絡が取れない、連絡先がわからない場合は、各個人の判断で臨機応変にメーカーや業者に直接連絡をすることも大事かもしれません。

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持ち家の場合

住まいが持ち家の場合は、点検や修理は自分で手配をする必要があります。

音がうるさいだけならセルフチェックをしてみる

音がうるさいからといって、必ずしも異常な音とはいいきれません。しかし、異音の場合も十分考えられるため、原因が隠れている場合は取り除くことで解決できる場合もあります。

掃除不足ではないか

給湯器も掃除が必要な設備であり、給排気口にホコリの詰まりや異物があれば取り除くことで異音が改善される可能性があります。

エラーが出ていないか

リモコンにエラーコードが表示されている場合は、各エラーコードの内容を確認して対処することで異音が改善される可能性があります。

音が以前より大きくなっていないか

明らかに危険を感じるような音は異常である可能性が高いので迷わず点検相談をすればよいと思いますが、正常・異常の判断に迷うレベルの音であれば、以前よりも音のレベルが大きくなっているかどうかが重要な判断ポイントになります。一般的に正常と言われる音でも、以前よりうるさくなっている場合は何らかの異常が生じていると考えるのが自然です。

異音が消えない場合はメーカーにアドバイスをもらう

音の正常・異常に関係なく、「異音」と感じているようであればプロに相談することをおすすめします。費用がかかるので点検は避けたいけれど不安を払拭できない場合は、まずは無料で相談できるメーカーのコールセンターを活用してみてください。

異音の点検や修理にかかる費用の相場

音の原因や対処法は非常に幅広いため、状況によって修理費用も変わってきます。

点検だけの場合

メーカーや業者に点検を依頼する場合、保証期間内であれば費用はかかりませんが、保証期間外の場合は、「出張費+技術料(点検費用)」が発生します。

  • 出張費:2,000~3,000円程度
  • 技術料:3,000~5,000円程度

点検だけで終わる場合は5,000円~8,000円程度が目安となります。

修理が必要な場合

給湯器の異音は様々な要因が考えられ、とくに使用年数が長い場合は複数要因があわさって異音が発生していることも考えられます。

また、ファンモーターの異常、熱交換器の損傷や詰まり、排気通路内部の閉塞、水漏れによる拡大被害など、高額修理になる場合も少なくありません。

簡単な手直しだけで済む場合もあれば、部品交換が必要な場合もあり、5,000円~58,000円程度が目安になってきます。複数の部品交換が発生する場合は、さらに金額が膨れ上がる可能性もあり、その場合は商品交換を検討するほうがよいかもしれません。

正常だけど音がうるさいと感じるときの対策3つ

明らかに正常といえる音であっても、一度気になってしまうと小さな音でも異音のように聞こえますし、また住宅の構造によっては振動や共鳴などが発生しやすい場合もあります。しかし、給湯器は正常であるため、内部の部品交換をしても改善する可能性は低く、むしろ給湯器の外側で対策を検討する必要があります。

  1. 防振金具につけかえる
  2. 壁掛設置からを据置台設置に変更する
  3. 壁掛金具と壁の間にゴムなどをはさみこむ

それでは順番に詳しく解説していきます。

1.防振金具につけかえる

マンションや戸建てなどに設置されている給湯器の多くは外壁に壁掛されていることが多く、給湯器の振動が壁掛金具をとおして壁に直接伝わる状態になっています。そして、中には最初から振動が伝わりやすい壁(構造)もあるため、各メーカーは防振ゴム付きの防振金具などもオプション設定されています。

どうしても振動音が気になる場合は、一度業者に相談をしてみてください。

2.壁掛設置からを据置台設置に変更する

防振金具に変更することも一つの方法ですが、壁掛している以上は振動を完全に遮断することはできません。

そこで、給湯器を地面に据置するスペースがあれば、オプションの据置台を使って壁掛から据置設置に変更する方法もあります。地面に給湯器を置くことで壁への振動を軽減することが可能となるため、振動音に対しては一定の効果が期待できます。

3.壁掛金具と壁の間にゴムなどをはさみこむ

防振金具や据置台への変更は、どうしても費用が高額になりがちです。部材の費用を抑えたい場合はホームセンターなどに売っているゴムシートや緩衝材などをはさみこむことで、低コストで振動音の低減に挑戦できます。

ただし、各世帯で設置環境は様々ですので、効果が見られるどころか逆効果になる可能性もある上、その他のトラブルが発生した場合も全て自己責任になります。壁掛金具のボルトを緩めすぎによる落下事故などにつながるリスクもあるので、基本的には専門業者に相談することをおすすめします。

まとめ

以上、給湯器の正常音と異音の違い、異音に気づいたときの確認内容や対処法、正常だけど音がうるさいと感じるときの対策についてご紹介しました。

結論としては、音の種類や大きさ、変化、鳴るタイミングも考慮して判断しなければ、明確な答えは出すのは難しいのが実態です。場合によっては現場訪問も必要になります。

しかし、給湯器の音の解決には、次の内容がついてまわります。

「修理依頼をして正常音であれば点検費用がもったいない」
「故障や劣化による異常音であれば放置するとリスクがある」

そんなときは点検費用を払わずにプロにアドバイスを求めましょう。

一度気になってしまった音は正常という確信が持てない限り、不安やストレスが残りがちになるため、精神的によくありません。まずはメーカーに電話をして状況を伝えて、アドバイスをもらうことをおすすめします。その上で、明らかに異常だと判断された場合は点検を検討すればよいと思います。

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